UNITED KINGDOM

英国の伝統 オックスフォードを知る

こんにちはbootsfreakです。

「オックスフォードシューズ」それは革靴が好きな人にとって、1足は持っておきたい英国生まれの伝統的な靴です。

ビジネスシーンではもちろんのこと、公式の場や祝いの場などさまざまなシーンで、紳士の風格を足下から演出してくれるとても素晴らしいアイテムです。

この記事では、そんな英国の伝統的な靴であるオックスフォードシューズの魅力を知ってもらえる記事になっています。

オックスフォードとは

オックスフォードは最もエレガンスな英国紳士の靴です。

オックスフォードの最大の特徴はレースティが甲の下に縫い付けられている内羽根式の紐結びが特徴です。

5対の鳩目に紐を通して結び、靴を完全に閉めるため、靴を履いた時にはタン上部の端しか見えないです。内羽根式の靴は外羽根式に比べて甲が低く、幅の狭い足が特に美しく見える作りになっています。

オックスフォードの歴史

オックスフォードは1830年頃には英国で作られていたと言われています。

しかし、実際に流行したのは1880年頃からで、それまではオックスフォードとは呼ばれていなかったです。

普段何気なく履いている靴に実は200年の歴史があります。

200年前だと日本はまだ江戸時代なので、「武士」の時代から英国では革靴文化が浸透していたことを考えるとその歴史がいかに重みのあるものなのかを感じることができるかなと思います。

それまで、オックスフォードと呼ばれていなかった靴に、現在では靴好きなら誰もが知る「オックスフォード」という名前がついたのかについてですが、諸説ありますが、オックスフォードと呼ばれるようになった由来は、英国の名門大学であるオックスフォード大学の学生が内羽根式の靴をオックスフォードと呼ぶようになったことが始まりだそうです。

ちなみにモダン・オックスフォードの原型になる靴はジョン・ロブの工房で作られたのが始まりです。

それ以降、多くの世界各国の名だたるシューメーカーにとってなくてはならない王道の靴になって行きました。

実際に履いてみて感じた良い点

英国の歴史と伝統を感じれらる

オックスフォードは英国発祥の靴なのでブリティシュカルチャーを感じることができます。

イギリスには有名な靴ブランドが非常に多くあることから考えればわかるように、革靴といえば「イギリス」だと思います。

もちろん、イタリアやアメリカ、フランスなどにも素晴らしい靴ブランドが多く存在しますが、英国の靴には「物を大切に使う」という文化が反映されているプロダクトが多いです。

実際にイタリア靴などのマッケイ製法で作られている靴はスタイリッシュさに秀でていますが、グッドイヤーウェルト製法で作られた英国靴は耐久性ではかないません。

どのようなシーンでも使える汎用性の高さ

オックスフォードのような内羽根式の靴は革靴のスタンダードモデルなので、ビジネスシーンはもちろんのこと黒のオックスフォードを選べば、冠婚葬祭などにも使用できるため汎用性が非常に高いです。

最近はリモートワークでスーツを着て外出する機会が減った人やミニマリストブームで物を多く持たない人が増えているので、そんな人にとってはどのようなシーンでも使用できるオックスフォードはとても使いやすいアイテムになります。

もちろんフォーマルな場だけでなく、カジュアルな格好にも合わせることができます。本場のオックスフォードをコーディネートに取り入れれば、足下から風格を出すことができるので紳士的な男性を演出することができます。

実は、オックスフォードは女性にもオススメです。

オックスフォードは靴を履いた時にはタン上部の端しか見えないため、足下が細く見え、スリムな印象を与えることができます。

特に、Church’sやSANDERSはレディースラインも充実しているため、流行りすぎて他の人と被りまくるDr.Martinsを買うよりも、追加で3〜4万円出して有名ブランドの靴を買うという選択も個人的にはありかなと思います。

実際に履いてみて感じた悪い点

外羽根式に比べて手入れが大変

オックスフォードのような内羽根式の方のデメリットとしてまず挙げられるのは手入れに手間ががかかることです。

特にタンの部分の手入れが難しいです。

内羽根式の靴はタンの部分が覆い被さる作りなので、ブラシが入りにくいので汚れが溜まりやすいです。

実際にChurch’sのオックスフォードを3年程履いていますが、毎回タンの部分のメンテナンスが煩わしく感じるのでデメリットかなと思います。

サイズ選びが難しい

オックスフォードのもう1つのデメリットとしてサイズ選びが難しいことが挙げられます。

理由としては、外羽根式の靴に比べて甲の部分の調節ができないからです。

特にイギリスの靴はソールと靴の間のクッションとしてコルクが使われている事が多く、コルクは靴を履くにつれて徐々に足の形に合わせて沈んでいくため甲の部分に遊びができできます。

https://www.minit.co.jp/blog/shoe-repair/001381/

なので甲に遊びを持たせた靴を購入すると、徐々にサイズが合わなくなってきてしまうなんて事が起きてしまうので注意が必要です。

購入時のポイントとしては、足の甲と横幅はある程度広がることを想定して少しキツめをチョイスしましょう。

注意しないといけないのは縦です。革靴は縦に伸びないのでつま先がキツい場合は無理せずにハーフサイズまたはワンサイズ上を購入するか、サイズを上げて甲や横幅が合わない場合は他の靴の購入を検討する方が良いです。

bootsfreakオススメのオックスフォード

メンズ

Church’s CONSUL(コンサル)

@british-made

Crockett & Jones Audley(オードリー)

@RAKUTEN

レディース

Church’s BURWOOD MET(バーウッド メット)

@british-made

JOSEPH CHEANEY MILLY(ミリー)

@british-made

まとめ

英国の歴史と伝統を感じることができるオックスフォード。

200年の歴史がある靴はオックスフォード以外にほとんどないので、こだわりを持って靴を履きたいなら、オックスフォードはオススメです。

どの靴メーカーも必ずと言っていいほどコレクションを展開しており、ブランドごとやブランド内でも使用しているラストによって特徴があるので、自分の気に入ったオックスフォードを見つけてみてください。