FRANCE

フランスの隠れた老舗靴メーカー HESCHUNGの魅力とは

こんにちはKen(@bootsfreak)です。

フランスの靴メーカーといえばJM WINSTONやParabootsが有名ですが、

みなさんHESCHUNGというブランドはご存知ですか?

今日は、日本ではあまり知られていない。フランスの老舗メーカーであるHESCHUNGの魅力を紹介します。

HESCHUNGとは

1934年にフランスの北アルザス地方でEugène Heschung(ウジェーネ・ヘシュン)氏が工場を設立してブランドが誕生して現在に至るまでハンドメイドによる靴作りを続けています。

創業当初のエシュンは、主にノルウィージャン・ウェルテッド製法とグッドイヤー製法による靴を手掛けていました。

1950年代に入るとノルウィージャン製法の防水性の高さを活かしたスキーブーツを手掛けるようになり、フランスのスキー代表の公式スポンサーとしてスキーブーツを提供していましているように元々はスキーブーツから有名になっていきました。

ちなみにフランス代表が9個のメダルを獲得した1968年のグルノーブル冬季オリンピックと8個のメダルを獲得した1972年の札幌冬季オリンピックの足下にはHESCHUNGの靴があります。

1934年に創業を開始したHESCHUNGですが、既製靴メーカーとして有名になってったのは1990年頃からと比較的最近です。

創設者の孫であるピエールヘシュンがメンズコレクションとレディースコレクションの立ち上げのきっかけになりました。

それ以降、メンズおよびレディースのダービー、オックスフォード、ローファー、ブーツ、アンクルブーツ、ハイブーツに様々な素材、色、組み合わせを取り入れて現在まで受け継がれています。

最近ではCOMME des GARSONなどとコラボを発表するなど徐々に知名度をあげています。

僕の持っているHESCHUNG

僕はHESCHUNGのブーツとダービーの2つを持っています。

ここでは、僕の持っているHESCHUNGの靴を紹介しようと思います。

GINKO

GINKO(ギンコ)はHESCHUNGで一番人気のモデルです。

シーズンによってカラーバリエーションや使用しているレザーに変化はありますが、変わらず販売されています。

まさにHESCHUNGといえば「GINKO」と言えるモデルで、くるぶしの上下で使用している革が違うのが特徴です。

一部革でなくくるぶしより上がキャンバス地の物もあります。

RHUS

RHUS(ラス)は王道のダービーシューズです。いい意味で飾り気がないのでフォーマルでもカジュアルにも使うことができてとても万能です。

個人的にアッパーの色が気に入っています。言語化するのが難しいですが、フランスっぽいなーという色味なのが好きです。

お気に入りのため、使用頻度が多いのでだいぶ色が変わってきましたが元々がナチュラルな色味なので手入れする毎に革の表情が変化しているので、今後も育てるのが楽しみです。

HESCHUNGの良い点・悪い点

良い点

HESCHUNGの良い点はたくさんありますが、特に良い点をあげると以下の3つです。

①足馴染みが良く、長時間履いても疲れない

②HESCHUNG独自のソールは持ちが良い

③知る人ぞ知るブランドのため他人と被りにくい

足馴染みが良く、長時間履いても疲れない

HESCHUNGの靴を履いたことある方はわかると思いますが、履いた瞬間の足馴染みの良さが半端ないです。

アッパーに使われいている革が柔らかく、ソールも革靴とは思えないほど厚みがあるため、まるでスニーカーを履いているような感覚になります。

なので、「革靴は足が痛くなるけどお洒落したい!」という方におすすめです。

HESCHUNG独自のソールは持ちが良い

これは履いている僕の感覚ですが、ソールの持ちがめちゃくちゃ良いです。

HESCHUNGはどの靴にも独自のソールを使用していますが、ダイナイトソールと比較すると2倍くらい持ちが良いと思います。

なので、メンテナンスにかかるランニングコストが低いのもおすすめな理由の一つです。

@pintrest

知る人ぞ知るブランドのため他人と被りにくい

個人的にはこれが一番気に入っています。革の質も良くソールの減りにくくランニングコストが低いのもかかわらず、他の人と被りにくい。

実際、今までHESCHUNGを履いている人を街で見かけたことがないです。本当に知る人ぞ知るブランドなんだなと痛感します。

ただ、最近ではCOMME des GARSONとのコラボレーションなど徐々にブランドとしての知名度が上がってきているので、他人と被りたくない方にはなるべく早めに手に入れて欲しいなと思います。

悪い点

1年程、HESCHUNGを履いていて、特に気になることはないですが、あえて悪い点をあげるとすれば日本で純正のソール交換ができないことかなと思います。

純正品のソール交換ができない

HESCHUNGにはプレミアムケアサービスなる物があり、ソール交換やメンテナンスを一手に実施してくれるサービスがあるのですが、残念ながら日本ではサービスを受けることができません。

HESCHUNGの魅力の一つにソールが減りにくくランニングコストが低いということをあげましたが、一度ソール交換をしてしまうとその恩恵が失われるのが敢えてあげるとすれば残念な点かなと思います。

まとめ

独自のシューケアサービスが受けられないのは残念な点としてありますが、履き心地の良さや高い品質にもかかわらず知る人ぞ知るブランドであるHESCHUG。

日本での認知度はまだまだ低く他と被らない靴を探している人にとっておすすめなの靴なのでぜひみなさん履いてみてください。